起きがけで酷く喉が渇いていたけれど、無視してそのまま受話器を取った。
早朝のすたるじあ
長い長い沈黙の後、ようやく電話口に出た使用人の声も、若干かすれている。
人はどうして眠るだけで大事な水分をおめおめと蒸発させてしまうのだろうか。
伊東です、と言うと、慇懃無礼な朝の挨拶が返ってきた。
「ところで、貴方のご主人は?」
「まだ、お休み中ですが」
「そう。じゃ、今から用意して行くから、私が行くまでに覚醒していただくように」
「え?あの今からって」
みなまで聞かずに受話器を軽やかにたたきつけてやると、笑みが漏れた。
現在時刻は午前5時前。
随分昔には、こんなことをしょっちゅうされたものだけど。
「みよの方がよっぽど親切」
とりあえず水を一杯飲んで、急いで用意に取りかかろう。それでも最低1時間はかかるだろうから、そこから車を飛ばしても、そう、顔を洗って待つには、十分すぎる。
早朝の労働、かくも穏やかにノスタルジック
なんだかご機嫌だ。きっと向こうは早朝に叩き起こされて、相当不機嫌な顔だろうけど。
仕方がないからいつもより少しだけ時間をかけて顔を洗った。
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オチ?そんなサービスろうあにないよ(・・・)
いや非常識なミヨに萌えただけです。
うんあいつは非常識なのが常識なの?しってた!
確か午前6時代に押しかけたと思うミヨ・・お前・・・木戸さんか・・←
そしてリアル顔洗ったばっかでミヨに会う羽目になった後藤先生。笑。
本当にすぐ起きて顔洗っただけでミヨが来ちゃったのか
それとも結構前に電話したんだけど起きなかったのかどっちかはよくわかりませんが。
前者の場合巳代治の嫌がらせ力に脱帽、
後者の場合しんぺーちゃんの肝っ玉に脱帽です。相手は、あのミヨだぜ・・?
この二人仲良しなんだよねー一時。
一時。これ大事な要素。
読み物 / 2011.08.11